少し前に双子乗せベビーカーがバスに乗ることに対しての是非についてTwitterやネットニュースで話題になっていました。
それに関して、ベビーカーは乗るべきじゃ無い、そもそも乗る選択肢を考えたことがないという声を聞いて残念に思いました。
バンクーバーに住んで3ヶ月。
私が見たバスでのベビーカーについてお届けします。
ベビーカーの扱い
私は横並びの双子乗せベビーカーをバスに乗せている所は見たことがないです。
でも、たぶん乗せてくれると思います。
なぜなら、同じバスに畳まないベビーカー3台が乗っているのを見たことがあります。
基本的に、電車でもバスでもベビーカーを畳まないのです。
日本でバスでベビーカーを畳まないというのは中々ないように思います。
バスに乗るのはベビーカーだけじゃない
また、バスには車椅子、電動車椅子、シルバーカー(手すり付きの荷物入れ)など様々な人が乗車します。
びっくりしたのは電動シニアカー!それ、バス乗ってくるの!?
初めて見た時はカルチャーショックでしたが、割と頻繁に見かけます。
バスの構造
上記を可能とするバスの構造はいかに…。
バスの乗り口に電動のスロープがついています。
運転手がボタンで操作して、1分前後でパタンと閉じたり開いたりします。
バスの前部分はフラットにできていて、サイドの座席は折り畳み式です。
こんな感じです。ボタンで開閉するタイプもあれば、人が座席から離れるとパタンと閉じるパターンもあります。
乗客の反応
折り畳み座席に座っている人は、ベビーカーや車椅子が来るとすぐに譲ってくれます。
老若男女問わず。譲る人が高齢者で危ない場合は違う人が、その高齢者に先を譲る席替えも割と頻繁にみます。
その光景に気づいてない人がいたら声をかけて、立ち上がるように促します。
私も一度ぼんやりしていて声をかけられたことがあるので、座席に座っているときは乗ってくる人の様子をよく見るようにしています。
席の降りたみの介助も基本的には座っていた乗客が畳みます。運転手は固定の介助が必要な時にやってきてくれます。
嫌な顔をする人はいません。
私はよく娘を抱っこでバスや電車に乗ります。
ありがたいことに、抱っこして乗っても遠くの座席から、「ここどうぞ!」と声をかけられる率が高いです。
譲られなくても大丈夫な覚悟で乗っていたので、慣れるまでとても申し訳ない気持ちでいました。最近は譲られたらサンキューと心を込めて言って座るようにしています。
他にもカルチャーショック
割と乗客どおし、知らない人でも話しかけあいます。
持っていたコーヒーが溢れたのに気づいていないお兄さんがいたら、「これで拭きなさい」というおばさん。
日本だったらスルーする人多い気がします。
私は子供を連れているせいかよく話しかけられます。「How old ? 」 は頻出質問です。
日本でも隣の座席に座った時などに話しかけられることはありますが、通路を挟んで(間に人がいても)話しかけられることも多いです。
日本の人はあるあるですが、中国人も多いせいか中国人と間違えられて、中国語で話しかけられることも多々あります。
割と知らない人に声をかけるハードルが低い感じがします。
双子乗せベビーカーの件も、「手伝いましょうか?」「手伝ってください」の声かけがもっと出来ていたら良かったのになと思います。
後は日本のバスは時刻表が決まっていて、交通トラブルが無ければちゃんと来ます。
こちらは移動距離が長いせいや途中で運転手が交代したりすることもあり、時刻表はあってないようなものです。そのため、バス停に時刻表がないパターンも多くあります。
予定より遅く着くこともあれば、早く行っちゃうこともある。
このゆとりが乗客対応のゆとりにもつながるのではと思ってみたり。
日本のトイレは素晴らしい!
ここまでカナダすごいね!が多かったのですが子育て上で不便を感じているのがトイレです。
そもそも貸出トイレが少なく、駅にトイレはありません。
また、1番不便なのが子供が座る席がない、おむつ替えシートがないことも多いのです。
立っていられない年齢の子は本当に大変だと思います。(個室にベビーカーは入らないことが多いと思う)
ファミリートイレ(日本の多機能トイレ)というおむつ替えシートがある個室もありますが1エリアに1つしか無く、順番待ちをすることもあります。
日本のショッピングモールにあるベッドがたくさん並んでいて、オムツ交換をできるようなスポットは見たことがないです。
(人前でおむつを変えるという文化が無いだけかも?)
割と娘のオムツ交換が不便です。
こちらのオムツは引き上げパンツタイプでもサイドがマジックテープになっていてズボンを脱がさなくても交換できるのですが、狭い個室でやるのが大変だなぁと思っています。
上手くまとめられないですが、子育てしやすい、世の中になるといいよねぇーと思います。